【全・日】本所サブタイトル

皮革技術センター [皮革全般]

H1

平成29年度研究の概要(2)

コンテンツ
テーマ ISO規格に基づく試験方法の検討-動的耐水度
計画 平成29年度
目的 靴甲革の性能として、耐水性は重要な項目である。ISO規格では動的耐水度試験方法としてペネトロメータ法とメーサ法の2種類の試験方法が規定されている。甲革の動きを想定して試験片を動かしながら耐水性の評価を行っているが、試験法の違いにより結果にどのような差異が生じるのかを検討した報告はない。そこで、市場の甲革について、両試験方法で耐水性を評価すると共に、両試験方法の結果の差異を明らかにすることを目的として研究を行う。
内容 靴用甲材料の耐水性を、ペネトロメータ法(ISO 5403-1:2011)、メーサ法(ISO 5403-2:2011)の2種類の試験方法で測定し、素材の評価を行う。また、両試験方法で、試験結果にどのような差異が認められるか比較する。
効果 ISO規格に規定される2種類の動的耐水度試験を行い、靴用甲材料の耐水性を明らかにすることにより、靴業界や製革業界に対して製品づくりに有益なデータを提供できる。